(香山リカ)貧乏クジ世代

貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!? (PHP新書)

昨日、牧歌の国の魔法戦士と一緒に、大量に買い込んだうちの1冊。
電車の往復で一気読み。
新書なのにぺらぺら。牧歌の国の〜の方が面白い分、上だよ。（かなり偏った意見・・・）

まさに自分が対象の1970年代なので買ってみたのだが、だからといってどうということもない。
分析といっても筆者の実体験ベースなので、「ふーん」という感じ。
本のタイトルを確認するためにぐぐったら、Googleの見出しの中で「香山リカは、単なる思いつきに精神分析用語を まぶして憂えてみせる、ワイドショーのコメンテータとして重宝されているだけ」と書いている人がいた。
ここまで毒づく気はないが、精神科医の人だからそれなりに説得力はあるけども論拠が会った人、人から聞いた話ばかりで、So what?といいたくなる話ばかり。

あまりの中身の薄さに気になって、本の奥付をみると予想通り雑誌の連載を本にまとめたものらしい。

自分が時間を無駄に費やしたことを強調することになるから、批判ばかりしてもつまらないので、一つだけ役に立つかな、と思ったのは内観法に関する記述。
＃あくまでも、この人の文章が役に立つのではなくて、こういう技術があるのだと知ったことなのだが。。。

積読が増えていく一方なので、さっさと違う本に手を伸ばそう。