(水野良)賽子の国の魔法戦士

最近また活発になってきたソードワールドリプレイの最新作。
今回はベテラン3人のリプレイということで、楽しみに読み始める。

1本目はコクーンワールドの元になったリプレイ。1991年雑誌掲載のものが文庫初掲載らしい。しかもこれが友野祥の初原稿だそうな。
15年前のかぁ。んんん・・・、俺これ雑誌掲載時点で読んでるなぁ。
・・・・。もう15年前かぁ。懐かしい。
あまりにも懐かしすぎてちょっとうれしくなる。

2本目は山本弘サーラの冒険シリーズからの話らしいが、残念。読んだことないや。
内容はモンスターでプレイするという思い切ったシナリオ。
前書き後書き両方にしっかり書かれてるけど、このシナリオはプレイヤーも上級者じゃないと無理だろうなぁ。
リプレイを読むばっかりでTRPG耳年増な俺じゃ多分無理だろ。
ただ、プレイを見てると何だかんだでパワープレイになっちゃってる。
隠密をもっと強く求められるシナリオとして進めたらもっと面白い気がするのだが。
個人的には、強攻しちゃった時点で厳しい評価でもよかった気がする。

3本目は本のタイトルにもなってるとおり水野良
ゲーム性よりもストーリーを求めるって意味で、こっちもちょっと難しそう。
ただ、先に鋼の国の魔法戦士―魔法戦士リウイ ファーラムの剣 (富士見ファンタジア文庫)を読んじゃったので、謎をすべて知っちゃってる状況で読むことになって残念。
出版時期が逆ならよかったのに。
また、スイフリーが水野良だって話を知ったばかりだったので、もっと濃いプレイが読めるかと期待してしまったので、その2つの意味でちょっと期待はずれだったかも。


内容的にはそれなりだけど、この筆者の名前を見たらもっともっと面白いリプレイを期待してしまったので、その意味で評価が少しマイナスかな。
最近またSNEもソードワールドに力を入れてくれてるようなので、これからも引き続き出版されることを楽しみに待ちたい。